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すべり症の手術はどのように行われるのか

すべり症は前方にずれ込んだ椎骨が神経を強く圧迫することによって背中や腰に激しい痛みや脚に痺れが出るなどの症状が表れる病気です。

腰の痛みもさることながら脚のしびれも非常にやっかいで、症状が進行するにつれしびれる範囲はどんどん大きくなっていき、初めは足先だけに出ていた痺れが最終的には下半身全体にも及びます。

神経の圧迫の影響は痺れだけにとどまらず、知覚神経も麻痺し脚に衝撃を加えてもまったく感じないようになったり、頻尿や便秘、失禁といった排泄障害まで出てきます。

ここまで症状が進むと日常生活を送ることは困難になり後々まで後遺症に悩まされることになります。すべり症の治療は保存療法による治療が推奨されていますが、こうした末期症状の患者には保存料による効果はあまり期待できません。そのため末期症状の患者には外科手術による治療が行われます。

すべり症の手術は神経の圧迫の元を取り去る除圧術とずれた椎骨を元の位置に戻して固定する固定術を平行して行うケースが多いです。

除圧術は神経を圧迫している部位を完全に削り取ってしまう方法ですべり症の場合はずれ込んだ椎骨の一部を椎間関節を傷つけないように削り取ります。

それほど大きくずれ込んでいない場合はこの除圧術だけで治療を終えることが出来るのですが、多くの場合はずれ込んだ骨が固定されず不安定な状態になってしまっています。

そうした骨は固定術により元の位置に固定する必要があります。固定術はずれ込んでいた骨を本来ある位置に戻して骨盤などから移植した骨や人口骨、セラミックや金属製の固定器具を使用することで椎骨を固定します。術後は3~4週間の入院とリハビリが必要です。

すべり症の手術は神経付近を切ったり背中を大きく切開することから身体に掛かる負担が大きく難易度も高めです。保存療法による治療が推奨されているのもそのためなので、腰や背中に違和感が出た時は早めに病院に行って検査してもらってください。